【薬機法ミニコラム:第12弾】


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AIでSNS投稿を作るときの
薬事の注意点

こんにちは!
広告薬事コンサルタントの井出晃子です。

今日は、「 AIでSNS投稿を作るときの薬事の注意点 」というテーマでお届けします。

さて、みなさんは生成AIをどのくらいご活用ですか?
ブログやSNSの投稿、サービス紹介文などを作るとき、生成AIを活用する方が増えています。
伝えたい内容を入力するだけで、読みやすく魅力的な文章を短時間で作ってくれるAIは、発信の心強い味方ですよね。


でも、AIが作った文章をそのまま公開することには注意が必要です。文章が自然で説得力があるからといって、広告法規上も適切とは限らないためです。
まず理解しておきたいのは、AIがタイムウェーバーの日本国内における法的な位置づけや、広告で表現できる範囲を正確に把握しているとは限りません。

たとえば、「タイムウェーバーで現在の状態を分析し、調整します」と入力すると、AIが文章を魅力的にしようとして、「不調の原因を特定する」「心身のバランスを改善する」「本来の健康な状態へ導く」などの表現を付け加えることがあります。

「分析」「測定」「調整」といった言葉から、AIが医療的な効果を推測し、入力していない内容まで補ってしまうのです。病気や症状の診断、治療、改善などを連想させる表現は、医療機器的な効能・効果をうたっていると判断される可能性があります。

「これは広告ではなく、SNSでの情報発信だから大丈夫」ではありません。SNS投稿も広告になります。


では、完成した原稿をAIにもう一度読ませて、「法律上問題ありませんか」と確認すれば安心なのでしょうか。
残念ながら、AIによる広告チェックも最終判断には使えません。AIは同じ表現について異なる回答をしたり、根拠のないルールや事例を示したりすることがあります。また、個々の言葉だけを確認し、画像、見出し、体験談などを含めた広告全体の印象までは適切に判断できない場合もあります。


AIを使うこと自体が問題なのではありません。アイデア出しや文章の整理、読みやすい構成づくりには、とても便利な道具です。ただし、AIが作った原稿は「完成品」ではなく、あくまで「下書き」と考えましょう。

公開前には、人の目で「この文章を一般の方が読んだとき、何ができるサービスだと受け取るか」を確認することが重要です。入力していない効果が加わっていないか、病気や不調の改善を期待させていないか、お客様の変化を保証する内容になっていないか――。

AIの文章が自然で魅力的であるほど、表現が強くなっていることに気づきにくくなります。AIの便利さを生かしながら、最後は必ず人が、読み手に伝わる印象まで確認するようにしましょう。


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また次回もお楽しみに!






この記事を書いた人:
井出晃子

プロフィール:
Beauty Ad Consulting代表 広告薬事コンサルタント
東京薬科大学卒。化粧品メーカーで15年間、薬事業務を経験。現在は、広告表現に悩む化粧品企業に向けて、薬機法に関する社内研修や日常的な表現チェックを通じ、違反リスクの低減と現場の判断力向上を支援。営業・販促・制作など、薬事以外の部門にもわかりやすく伝えることで、工程のスムーズ化や社内外の信頼獲得につなげている。「迷った時、すぐに聞けてすぐに進める」と好評のチャット相談では、表現のグレーゾーンの判断や改善提案にもスピーディに対応。著書『化粧品・医薬部外品の広告表示ガイドブック2023』、美容薬機法マスター講座主催。 https://www.koukoku894.com